「FIRE最強の早期リタイア術」を読んで、自分らしいFIREを考える!

FIRE経済的自立と早期退職のイメージ画像FIRE、副業

「FIRE最強の早期リタイア術」を読んで、自分らしいFIREを考える!

 

「FIRE最強の早期リタイア術」には、副題として、

  • 最速でお金から自由になれる究極メソッド
  • 30代で経済的自立を達成するための全技術
  • 全米で話題沸騰!フォロワー大続出!
  • ニューヨーク・タイムズ、CNBC、ハフポスト、CBCなどで取り上げられた
  • FIRE(経済的自立と早期退職を目標とする人生戦略)第一人者の日本版ついに発売!

などとなっています。

この本は、私、管理人Mにも少なからず影響を与えた本です。FIRE(経済的自立と早期退職を目標とする人生戦略)という言葉を知ってから最初に読んだ本でもあります。

こんなに早く引退して、世界を旅するカップルもいるわけだから、自分にもマネ出来るはずだ!と思わせてくれた本です。

ただし、全てが私、或いは日本人に合っているわけでもないと思ったので、その辺りも含めて、書評として書いて行こうと思います。


FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド [ クリスティー・シェン ]

ざっくりとした内容(詳しくは本で)

この本は、極貧の中で育った著者のクリスティ・シェンさん(中国の四川省)が、7歳の時に父親の仕事の関係でカナダに移住し、そこでも貧困の中で育ち、奨学金をもらいながらウォータールー大学に進学した経歴から始まります。大学で専攻を決める時の話がこの本の概要を表しているように思います。

スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式でスピーチを行った2005年位から広まったとされている「自分の心に従わない理由はない」つまり、一般的に「自らの情熱に従え」には従わず、クリスティさんは、大学での専攻を選ぶときに、自分の選択肢を「数字で評価してみた」というのです。

つまり、ライティング、会計、コンピュータ・エンジニアリングのそれぞれを専攻する総費用と、将来、稼げる給与の中央値と最低賃金の差額を算出し、POTスコア(Pay-over-Tuition≒授業料の支払いスコア)を出したところ、子供のころからの夢であったライティングはPOTスコアが一番低く、コンピュータ・エンジニアリングの圧倒的な勝利だったそうです。
そこで、子供の頃からの夢、ライティングではなく、一番稼げるであろうコンピュータ・エンジニアリングを専攻するという現実を選択します。
曰く「統計的にみると、情熱に従った先には、失業や不完全就業が待っているのです」と言っています。

極貧の中で育っただけに説得力がありますし、その後も、上記のような選択と判断をしながら、コンピュータ・エンジニアとして激務に耐えながらお金を貯めていきます。

ところが激務過ぎて同僚が次々と体調を壊したり辞めたりしていくなかで、命と仕事を天秤にかけた時、経済的に自由になることを目標として決意します。

FIREを目標とした時です。その後は、4%ルールというキーワードが登場し、FIREを実現するために必要な資産を目標に貯蓄し、その後は、株、債券、現金クッションで運用し、FIREを実現していきます。

一つひとつが、まるでマニュアルのように具体的に書いてあるので、出来るなら真似してみるというのも良いのかもしれません。

このサイトでも、millionaireを目指そうと目標に掲げていますが、クリスティさんが言うには、若くしてmillionaireになるためには、①ハスラー(テスラのイーロンマスクのような起業家)②投資家(ウォーレンバフェットのような投資家)③オプティマイザー(支出を1セント単位で切り詰めて、運用で増やして行く)の3タイプに分けられるそうです。

クリスティさんは、③のオプティマイザーなので、誰でも再現が可能だ、と言っています。

FIREを実現した後は、運用収益で世界中を旅する生活で、資産も基本的には減っていかないという生活になっているようです。

考えたこと~セミリタイアとか副業とか~

クリスティさんが「誰でも再現が可能だ」というオプティマイザー【optimizer】を辞書で調べると、

「コンピューターなどで、ある特定の目的のために最適化をする機能やソフトウエアのこと。 動作速度の高速化やメモリーなどの資源の効率化を図るために利用される。」goo辞書より引用

となります。コンピュータ・エンジニアのクリスティさんらしいなと思うのですが、本当に、きっちりと考え、夫婦で話し合い、無駄な出費をとことん削り、運用方法やセーフティネットについてもとことん考え、現実に実行し、いやな仕事を辞めて、FIREを実現し、旅に出る生活を実現しています。

それこそ、理論的には本当に合っているなと思える本です。

家にかかる経費、車にかかる経費、保険にかかる経費、人生の三大出費については、出費しないか、とことん削っています。しっかり貯めて、分散投資しています。いざというときの現金も「現金クッション」として準備しています。

「子供がいないからできる」という批判にも、FIREを子供を持ちながら実現している人の話でカバーしています。しっかりと「コミュニティが喪失する」などの負の側面にも触れられています。

確かに、素晴らしいです。

が、例え私が、今、22歳だとしても、私には出来ないなと思いました。

貧困が欠乏マインドを醸成し、原点になっているといった話も出てくるのですが、要するに何くそ根性です。レベルが違います。本当の貧困で育った方には、相当な根性があるのだと思います。平均的な日本人には「再現性」は無いのではないかなと思いました。

クリスティさんは、命と引き換えになるようなハードなエンジニアの仕事から離れるためにも、FIREを決意したとのことですから、仕事がいやでしょうがなかった、とも言えるのでしょうね。日本人とは少しメンタリティが異なる気もしますし、これからの日本、或いは若い方は、会社に忠誠は誓わないでしょうし、JOB型の労働になっていくだろうということですから、気合を入れれば、クリスティさんのようなFIRE実現方法もあるかもしれません。

ただ私は、再現性があるというオプティマイザーのやり方も危険だなと思いました。

  • お金が貯まったとしても、一生、夫婦で旅行するのは体力的にも限界が来るよ…
  • コミュニティが無いのは、寂しくないかい?
  • 働いて、お金を貯める以外にも、若い内にしか出来ないことがあるのでは?
  • 4%で「ずっと」運用できる前提は、現在の世界では、ちょっと期待値が高すぎないか?

などという素朴な疑問が湧いてしまいました。

まとめ

完璧に見えるクリスティさんのやり方ですが、「ちょっと難しそう」と思った人にも、「サイドFIRE」という方法を紹介してくれています。つまり、サイドハッスル(副業)を持てば、「サイドFIRE」、セミリタイアできるぞ!といった少し緩い感じです。

個人的には、私はこのあたりに刺激を受けて、セミリタイア=自分らしいFIREを目指すことにしています。

多くの日本人は、やはり定住したいのではないかと思いますし、(私などは、海外に1週間もいれば、早くお寿司が食べたくなってしまいます)切り詰めた生活でお金を貯めるのも限界があると思いますので、ある程度はサラリーマンとしてでも働きながら、サイドハッスルで、セミリタイアかサイドFIREを目指したら良いのでないかと思うわけです。

それでもmillionaireになるための私なりの運用手法と考え方は、関連記事:「億り人」を40代で達成した現役サラリーマンが、そのコツを伝授する!に書きましたので、よろしければお読みください。ややリスクはあるかもしれませんが。

以上で、「FIRE最強の早期リタイア術」の書評とさせていただきます。


FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド [ クリスティー・シェン ]

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